伝統の技法を踏まえながら、
新たな表現方法で
着物と帯を制作する工房。
京都にてオリジナルブランド「愛莉紗」を立ち上げ、生地選びから始める作品づくり。伝統の技法を踏まえながらも従来の型に捉われない新たな表現方法を取り入れ、お客様のこだわりを大切に対話を進めていきます。
最近特に力を注いでいるのが、お客様との対話。こだわりをお持ちだから会話も弾みます。言ってみれば共同制作。生地選びから始めて5~6回はお会いしますので、納品までに半年ほどかかる場合もありますが、心から満足して頂けます。遠方の方とはメールでご相談しながら進めていくことも可能でございます。
着物から帯・シルクストール・和装小物までをトータルにお仕度させていただくことが、工房愛莉紗の願いです。お客様のお好みのデザインがございましたら、ぜひご相談ください。
手描京友禅とは、8世紀から伝わる染色技法で、17世紀に当時扇絵師として人気を博していた宮崎友禅斎が確立したと言われています。京友禅は、図案を基に絹織物の白生地に柄を描き彩色していく「手描友禅」と、型紙を基に色糊を用いて染める「型友禅」とに分類されます。
京友禅には花鳥山水等を写したものが多く、多彩な色合いと刺繍や金箔等の装飾ゆえの上品さと華やかさが特徴です。気高く奥ゆかしい京友禅の色柄には、千年の歴史が育んだ美しい感覚が息づいています。
現在我が国では、経産省から「伝統工芸品」として指定された工芸品が232品目を数え(平成31年2月現在)、京友禅もその一つです。
「伝統証紙」は、伝統的工芸品の表示のために㈶伝統的工芸品産業振興協会が発行している証紙。経済産業大臣指定の産地の協同組合が、経済産業大臣の認定を受けた方法に従って検査を行い、合格した伝統工芸品にのみ貼られます。
工房愛莉紗の着物と帯のすべての商品には、この証紙が貼付されております。
株式会社アニプレックス様の人気アニメ「ソードアート・オンライン」のヒロイン、アスナちゃんの振袖を制作させて頂きました。
完成した着物作品には作者のサインと落款、為書き(着用されるかたのお名前)を下前(右前身頃の下方)に入れております。今回の作品にも私の雅号、「愛莉紗」と落款を入れており、更にアスナちゃんだけの為に創った世界で一枚だけの作品です、という私の気持ちを込めて「為 アスナ」と表記しています。